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6.3. プラグイン・モジュール
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1998-03-27
|
11KB
|
339 lines
6. カスタマイズ
6.3. プラグイン・モジュール
プラグイン・モジュールは、エンベロープ関数、Miscフィルタ、ファイル・フォーマ
ット変換フィルタ等を格納しているモジュールです。
6.3.1. PanByNote ("Pan by note...")
選択されたノートオンイベントの音程に同期してパンポットを左右に振るイベントを
追加します。 本モジュールをMiscメニューより選択すると、設定ダイアログが表示
されます。
パンポットを振る範囲を設定してOKをクリックすると選択されたノートオンイベント
の音程に応じたパンポットイベントが追加されます。 なお、パンポット範囲設定
は%で指定し、+の時は低音ほど左寄り、−の時は低音が右寄りとなります。
6.3.2. RemoveVerboseEvents ("Remove verbose events...")
同一ステップに複数の同一タイプ/同一チャンネルの連続値イベントがある場合に、
最後の物だけを残して削除します。 また、同一トラック/同一チャンネルの連続値
イベントで、パラメータ変更が行なわれないイベント(前回と同じパラメータを持つ
イベント)を削除します。 本モジュールをMiscメニューより選択すると、設定ダイ
アログが表示されます。
"Remove only selected events"をチェックした場合は、選択イベントのみが対象と
なります。 チェックを外した場合は曲データ内の全イベントが対象となります。
6.3.3. SelectOverlappedNotes ("Select overlapped notes")
同一トラック、同一チャンネル中にノートオン期間が重複している同一音程のノー
ト・イベントがある場合にそれらを全て選択状態にします。 標準MIDIファイル・フ
ォーマットではノートオンとノートオフを別々に扱うため、ノートオン期間が重複し
ているノート・イベントがあると保存/読込時にノートオン/ノートオフの組み合わ
せが意図しない形に扱われてしまう場合があります。 本モジュールはこのようなノ
ート・イベントを検索して選択状態にします。
6.3.4. RoundOffBits ("Round off bits...")
連続値イベントのパラメータを指定ビット数に丸めます。 本モジュールをMiscメニ
ューより選択すると、設定ダイアログが表示されます。
対象となるイベント・タイプおよび有効ビット数を入力してOKをクリックすると、選
択されたイベントのうち、対象イベントタイプに一致するもののパラメータが変更さ
れます。
6.3.5. QuantizeNoteOff ("Quantize note-off...")
選択されたノートイベントのノートオフのクオンタイズを行います。 本モジュール
をMiscメニューより選択すると、クオンタイズ基準と、クオンタイズ単位の設定を行
うダイアログが現われます。
クオンタイズ基準は"Beat"(小節/拍基準)、"Note-On"(そのノートイベントのノ
ートオンタイミング基準)、"Next Note"(次のノートのノートオンタイミング基
準)の中から選択します。 その他の設定項目は "クオンタイズ設定" ダイアログの
内容と同一です。 設定を行い、OKをクリックすると、選択されたノートイベントに
対してノートオフクオンタイズが実行されます。
6.3.6. RearrangeNotes ("Rearrange note-offs...")
選択されたノートイベントのうち、ノートオン期間が重複している同一音程のノート
オン/オフの対応を変更します。
ダイアログ設定で、"Shortest"または"Longest"を選択することによりノートオン/
オフの対応規則を指定します。
1. Shortest: それぞれのノートオンから最短のノートオフを対応づけていきま
す。
2. Longest: 一連の重複シーケンスの中で最遠のノートオフを対応づけていきま
す。
注:
* なお、SMFファイルへの保存を行った場合、ノートオン/オフの対応は保存され
ないため、再読み込みした場合、重複したノートに対する情報は再現されませ
ん。
* 重複ノートオン/オフに対する発音処理は、音源により異なりますのでご注意
ください。
6.3.7. AlignEvents ("Align events...")
選択したイベントのタイミング再配置を行います。
ダイアログ設定により以下のうちから再配置の方法を選択します。
1. Align to first: 選択イベントのうち最初のイベントタイミングに合わせま
す。
2. Align to last: 選択イベントのうち最後のイベントタイミングに合わせます。
3. Align to average: 選択イベントの平均タイミングに合わせます。
4. Distribute: 選択イベントを最初のイベントから最後のイベントまでが均等時
間間隔に並ぶように再配置します。
また、"Strength"パラメータにより、各イベントをどれだけ再配置ポジションに近づ
けるかを指定します。
6.3.8. RemapBeat ("Remap beat...")
シーケンス全体を、選択イベントが等間隔に並ぶようにイベントタイミングを変更し
ます。
ダイアログで選択イベントの間隔を設定します。
注:
* この機能の実行は取り消しできませんのでご注意ください。
6.3.9. AddChord ("Add chord tones...")
選択されたノートイベントをルートとして、コード構成音を付加します。
ダイアログにより、付加するコードタイプを選択します。 選択出来るコードは以下
の通りです(かっこ内はCをルートとする場合の構成音を示します)。
M メジャー(C/E/G)
M7 メジャーセブンス(C/E/G/B)
6th シックス(C/E/G/A)
7th セブンス(C/E/G/Bb)
add9
アッドナインス(C/E/G/D)
M9 メジャーナインス(C/E/G/B/D)
69 シックスナインス(C/E/G/A/D)
aug.
オーギュメント(C/E/G#)
9th ナインス(C/E/G/Bb/D)
7(b9)
フラットナインス(C/E/G/Bb/Db)
7(13)
サーティーンス(C/E/G/Bb/A)
7(#5)
セブンスシャープファイブ(C/E/G#/Bb)
7(#9)
シャープナインス(C/E/G/Bb/D#)
7(b13)
フラットサーティーンス(C/E/G/Bb/Ab)
7(#11)
シャープイレブンス(C/E/G/Bb/F#)
m マイナー(C/Eb/G)
m7 マイナーセブンス(C/Eb/G/Bb)
m6 マイナーシックス(C/Eb/G/A)
m7(b5)
マイナーセブンフラットファイブ(C/Eb/Gb/Bb)
m add9
マイナーアッドナインス(C/Eb/G/D)
m9 マイナーナインス(C/Eb/G/Bb/D)
mM7 マイナーメジャーセブンス(C/Eb/G/B)
m7(11)
マイナーセブンイレブンス(C/Eb/G/Bb/F)
sus4
サスフォー(C/F/G)
7 sus4
セブンスサスフォー(C/F/G/Bb)
dim.
ディミニッシュ(C/Eb/Gb/A)
6.3.10. DelayNoteOff ("Delay note-off until damper-off")
選択されたノートに対して、ノートオフ時に同一トラックの同一チャンネルでダンパ
ーペダルがオン(control change #40 >= 64)になっている場合、ダンパーオフ(cc
#40 < 64)されるかまたは同一音程でノートオンされるまで、ノートオフを引き延ば
します。
本機能を実行しても、Control change #40hは削除されませんので不要な場合は別途
削除してください。
6.3.11. StretchTime ("Stretch time scale...")
選択時間範囲のタイムスケールの拡大縮小を行います。
ダイアログで拡大縮小の比率をタイプと数値Nにより指定します。タイプは以下の4
つのうちから選択します。
1. Magnification: 選択時間範囲をN倍に拡大します。
2. Reduction: 選択時間範囲を1/Nに縮小します。
3. Percentage: 選択時間範囲をN%に拡大または縮小します。
4. Step: 選択時間範囲がタイムベース基準でnステップになるように拡大または縮
小します。
なお、拡大縮小処理は、選択時間範囲より前のイベントには影響せず、選択時間範囲
内のイベントのタイムスケールのみ変更します。 また、選択時間範囲以降のイベン
トはスケール結果に合わせて前後にシフトします。
注:
* この機能の実行は取り消しできませんのでご注意ください。
6.3.12. TurnOver ("Turn over selected time")
選択時間範囲のタイムスケールを逆転します。 対象となるイベントは、選択イベン
トのうち、選択時間範囲に完全に収まるイベントです。 ノートイベントではノート
オンからノートオフまでが選択時間範囲に収まっているイベントのみ逆転の対象とな
ります。
6.3.13. Exp2Vol ("Convert expression to volume")
選択イベントのうち、Volume(control change #0x07)イベントとExpression
(control change #0x0b)イベントをともにVolumeイベントに変換します。 変換後
のVolumeは元のvolume*expression/128となります。 Expressionイベントを含むデー
タをExpressionが効かない音源等で再生する場合に事前に変換しておけば、ほぼ元の
ニュアンスが再現できるようになります。
6.3.14. CopyBar ("Copy bars...")
指定小節の内容を、繰り返しコピーします。
ダイアログで、コピー元となる開始小節と終了小節番号、対象となるトラック、コピ
ー先小節番号と繰り返し回数を指定します。
6.3.15. ConvertProg&Note ("Convert programs & notes...")
チャンネル毎の変換テーブルを元に、プログラムチェンジ、ノート番号の変換を行い
ます。 音色配列の異なる音源のデータを使用する音源の音色配列に変換する場合等
に用います。 変換の対象となるのは、ノートイベント、プログラムチェンジイベン
トのうち、選択状態にあるイベントです。
本モジュールを選択して現われるダイアログでは、チャンネル毎の変換状況を示しま
す。 各チャンネルの"Prog."、"Note"のセルが空白の場合は、該当するチャンネルの
プログラム番号、ノート番号の変換は行われません。 "●"が表示されている場合に
は、変換が行われます。 また、セルを選択してcommand+'X','C','V'で変換テーブル
のコピー、ペーストなどが行えます。 "channel"のセルを選択している場合は
"Prog."、"Note"の両方のテーブルがコピー/ペーストの対象となり、"Prog."、
"Note"のセルを選択している場合はそれぞれのテーブルのみが対象となります。 変
換テーブルの内容は、"Save..."、"Load..."の各ボタンでファイルに保存することが
できます。
セルを選択して[return]キー、またはダルブクリックすると、変換テーブルを編集す
るダイアログが現われます。 このダイアログでは、左側が変換前のプログラム/ノ
ート番号、右側が変換後のプログラム/ノート番号として表示されます。
右側のセルをクリックするとポップアップメニューがでて、変換後のプログラム/ノ
ート番号を変更することができます。 また、リスト上部にある2つのポップアップ
メニューで、リスト中で使用される音色、ノート名を選択することができます。
6.3.16. StrokeUp/Down ("Stroke up... / Stroke down...")
本モジュールはStroke up, Stroke downの2つのプラグインを含んでいます。
同一タイミングに並ぶ複数のノートイベントを音程順にタイミングをずらします。
Stroke upでは音程の高い音ほど遅れて鳴るようになり、 Stroke downでは音程の低
い音ほど遅れて鳴るようになります。 ギターのストロークアップ/ダウンの表現を
付けるのに便利です。
ダイアログにより、ずらす方向とずらすステップ数を指定します。 方向は以下の3
つのうちから選択できます。
1. Front: 元のタイミングを先頭として、後へずらします。
2. End: 元のタイミングを末尾として、前へずらします。
3. Center: 元のタイミングを中心として、両側へずらします。
6.3.17. RCP Import
RCPフォーマット のファイルを読み込むことができるようにする入力ファイルフォー
マット変換フィルタです。
6.3.18. SNG Import
SNGフォーマット のファイルを読み込むことができるようにする入力ファイルフォー
マット変換フィルタです。
注:
* SNGファイルの読み込みでは、マスターボリューム、リバーブ設定等のシステ
ム・エクスクルーシブ・データの変換には対応していませんので、これらを使
用しているデータでは元データのニュアンスが再現されない場合がありますの
でご注意ください。
6.3.19. SMF0 Export ("SMF format 0")
編集中のデータを、 標準MIDIファイル(SMF)フォーマット0 に変換して書き出す出力
ファイルフォーマット変換フィルタです。
6.3.20. QTExport ("QuickTime Movie")
編集中のデータを、QuickTime 2.0ムービーファイルに変換して書き出す出力ファイ
ルフォーマット変換フィルタです。
ファイル名指定後、クリエータ設定を行うダイアログが表示されますのでムービーフ
ァイルを使用するアプリケーションを指定しておくと便利です。 Selectボタンによ
ってダイアログでアプリケーションを選択することができます。
注:
* このプラグインはQuickTime 2.0以降を必要とします。
* MIDIGraphy本体でのQuickTime再生とは音質等が異なる場合がありますのでご注
意ください。
6.3.21. AIFFExport ("AIFF")
編集中のデータを、AIFF形式サウンドファイルに変換して書き出す出力ファイルフォ
ーマット変換フィルタです。
ファイル名指定後に現れるダイアログで、サウンドクオリティの設定を行う事ができ
ます。
注:
* このプラグインは、QuickTime 2.5以降を必要とします。
* 本プラグインで出力されたファイルを再生した場合、MIDIGraphy本体での
QuickTime再生とは音質等が異なる場合がありますのでご注意ください。
6.3.22. SLG Import/Export
本モジュールファイルはSLG ImportとSLG Exportの2つのプラグインを含んでいま
す。
SLG Exportは、編集中のデータを SLGフォーマット ダンプテキストファイルに変換
して書き出す出力ファイルフォーマット変換フィルタです。
またSLG Importは、SLG Exportで出力した SLGフォーマット のファイルを読み込む
ことができるようにする入力ファイルフォーマット変換フィルタです。
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MIDIGraphy / User's Manual (Japanese Edition)
Copyright (c) 1993-98 M. Maeda (TONTATA).